高山圭子1日目2011/09/08 09:09


2006年のせんくら以来5年ぶりの出演をさせていただきます
高山圭子です。

震災後のせんくらに出させていただけるということで、
何か特別なものを感じています。

何日かブログなるものを書かせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

私は地元仙台からの出演ということで、まずはやはり3月に起きた
震災のことを書かせていただきたいと思います。

私はその日コンサートのリハーサルをしている中での地震でした。

皆様もご存知の通り、本当に長い長い時間揺れました。

その日は、帰れずに、いつもお世話になっているレストランパリンカさんに
お世話になりました。
とても寒い日で、地震の後には3月の半ばというのに雪が降ってきました。

そんな電気も何もない夜にパリンカさんでは暖かい食事をだしてくださり、
暖炉に火を入れてくださり、店内には懐中電灯が1本だけありましたので、
その明かりと暖炉の明かりで、過ごしました。
近所の方達にも声をかけ、総勢何人でしょうか、たくさんの人がその日
パリンカで不安な長い夜を過ごしました。

近くで何が起きているのか知ったのは携帯のテレビからです。
小さなテレビから流れてきたニュースは、私には全く理解できませんでした。
その晩私は今回第九でご一緒させていただく高橋正典さんと
これからどうなるのかと、長い時間話しをしました。
全く先の見えない夜でした。

震災からもうすぐ6ヶ月仙台市内は日常を取り戻したようですが、
その少し先ではまだまだ6ヶ月前とほとんど変わっていなく、
私達は何ができるのか、何も出来ないのか、その自問自答の繰り返しの毎日です。

まだまだ復興には時間もお金もかかります。

継続してなにか出来る事をやっていくしかないと、そう思っています。


高山圭子(アルト)

三浦友理枝1日目2011/09/08 09:12


みなさんこんにちは!!

一昨年、昨年に引き続き、今年もせんくらに参加させていただきます、
ピアノの三浦友理枝です。

このブログへの参加も3回目です。
こうして例年通り、この秋口の時期にせんくらへの準備を着々と進められることが、
どんなに嬉しいことでしょう...

大震災の日は私も東京の自宅で一人で震度5を経験しまして、
あわててテレビをつけて仙台がまさに被災している状況を見て、
毎日心を痛めておりました。

せんくらというイベントは私の年間スケジュールを見渡しても毎年とても
印象に残るお仕事なんです。
人と人とのつながりの大切さやあたたかさを仙台の方々からいつも
教えていただいているような気がします。
だから、いつもせんくらでお会いしている方々のご無事をひたすらに
祈っておりました。

今年はさすがに開催できないのかな....と半ば覚悟はしていたのですが、
主催や事務局の方々の大変なご尽力によって、何とか開催にこぎ着けたと伺いました。

4月ごろから、いくつかの震災復興のためのチャリティーコンサートにも参加いたしました。
その度に、音楽のパワーの大きさを実感し、音楽家だってきっとお役に立てる
ことがあるんだという確信を強めてまいりました。

そろそろ震災から半年が経ちますが、まだまだ厳しい現実と戦われている方が
沢山いらっしゃると思います。
そんな方達にも、ほんの小一時間でも非日常の世界をお楽しみいただけるよう、
一生懸命演奏したいと思います。

それでは、1週間よろしくお願いします!


三浦友理枝(ピアノ)

みなさま、こんにちは。2011/09/08 09:29


皆様、こんにちは。
ピアノの仲道祐子です。

せんくらは毎年続いて来て、そしてまた、毎年続いていくもの・・・
とずっと思っていたのですが、
今年せんくらが開催されます事がどれだけ嬉しい事か、
また、参加させていただく事がどれだけ幸せな事かを、
かみしめております。


今年は、仙台市青年文化センター内のさまざまなホールで、
3公演弾かせていただきます。

公演番号1でチェロの長谷川陽子さんと「超名曲コンサート」
そして、公演番号8と19では、ショパンとリストの名曲をたっぷりと
お聴きいただきたいと思っています。

音楽とともに、前へ。
皆さまとそんな時間を分かち合えますように。
皆さまとお目にかかれます事、楽しみにしています!!!

仲道祐子公式ブログ→http://yukonakamichi.seesaa.net/


仲道祐子(ピアノ)

鮫島有美子1日目2011/09/08 09:33

今日から一週間ブログを受け持つ、歌の鮫島有美子です。
私の“ブログ初挑戦”は一昨年の「せんくら」、そして実は今回が2度目です。

最近は本当に多くの方がブログを書いていらっしゃいますが、
私は会員になっている「クラブ・ ウィルビー」の創立者、そしていい友人
でもある残間里江子さん(仙台出身!)のブログを読む度に、ため息!
こんなに時間とエネルギーと才能を必要とされるものに、
私は絶対取り組めません・・・この「せんくらブログ」だけが例外です!

東北の皆様、いかがお過ごしでしょうか・・・。
本当に本当に言葉に尽くせない気持ちでいっぱいです。
3月の震災以来、いろいろなプロジェクトに参加させていただきたいと
思っていましたが、ピアノの有無とかスケジュール、他さまざまな問題も
たくさんあって、なかなか実現までに至りませんでした。
やっと今回、また「せんくら」に参加できてとてもうれしく楽しみにしています。
 
ウィーンから日本に到着。台風を心配しながら、でも何とか大型の二つが通過した後、
羽田に着きました。
以前は成田空港も便利で気にならず、というのも実家が千葉県の
市川だったせいかもしれません。
午後に成田着で夕方から夜を両親とともに過ごし、時差をうまく
追いやっていました。早朝に着く便など考えも出来ない、どうやって1日
を過ごしたらいいの、と言うのが私の“定説”だったのです。
 
ところがところが! ほかに可能性がなくてシカタナク「羽田便」を利用
せざるを得なかった昨年の11月以来、俄然羽田ファンに・・・! 
朝6時に着くのですが、話に聞いていたより空港のなんと小さいこと!! 
(これは否定的な意味ではありませんので誤解なきよう!)
飛行機のタラップを降りてから、(と昔はこう言っていました・・・)荷物を
受け取るまでが20分、そこを出るとすぐ目の前にタクシー。
そして東京の居住地までが(早朝なので)また20分!
7時にはもう完璧に部屋にいて、それからシャワーを浴び、買い物をして
少し休んでもまだ昼前。
 
この快適さに慣れてしまってから、出来るだけ羽田に着くことが出来るようにしています。
時差?! もともと鈍いらしい私は、何時に着いてもこの単語とはオシリアイでないみたい・・・。


鮫島有美子(ソプラノ)