野外コンサート!2011/09/06 09:16


今年の7月、大学内の行事で生まれて初めて
野外のコンサートで演奏しました。
演奏会の話を頂いた時は、その事を知らず、当日会場に行ってみて
野外にステージが作られていたのをみて、驚きました(笑) 

小さな子どもからおばあさんまであたたかく聴いてもらいましたが、
慣れない野外での演奏は、音の響きを確かめる事が難しい事や、
虫の訪問など(!)いろいろと戸惑いました。
ですが、めったに味わう事の無い面白い経験でした。


津田裕也(ピアノ)

マリンバの他にも・・・2011/09/06 10:37


♪せんくら では、マリンバの他にも色々な「小物」を使って、
音を表現したいな、と考えています。

私は「マリンバ弾き」なので、マリンバを弾く事が1番好きですが、
色々な音を作る・見つける事も大好きです。

100円ショップや、旅行先のお土産物やさん、おもちゃやさん、
手芸屋さんや、日曜大工のお店、ちょっぴり入るのがドキドキするような
民族用品店、空き缶やお菓子の缶・・・まな板に、フライパン。
色んな所で、色んな音と出逢えます♪

世の中は、音に溢れているなぁと感じながら、
私の音楽に、取り入れられる「音」を、
作り・見つけていきます。

今回は短い時間ですので、
すべてをご披露するわけには行きませんが、
マリンバの音色以外にも、
そんな音たちを楽しんでいただけたら・・・と思っています。


丹野富美子(マリンバ)

週末、ザルツブルグに来ました。2011/09/06 10:41


ちょうどザルツブルグ音楽祭の時期。
昼間から華やかに着飾った人たちがコンサートに向かっています。
朝から街のあちらこちらでコンサートが開かれています。
モーツアルテウム音楽院の前では何人かの知り合いの日本人学生に
出会いました。さらにベルギー在住の教授にも偶然出会い、お茶をしました。
なんて狭い世界なのでしょう。まるで仙台のアーケードの中で出会った
ようなシーンでした。

ドンジョバンニ、コジファントッテのオペラを二日間楽しみました。
ドンジョバンニは近代的な演出に驚きながらも、音楽の運びの素晴らしさ、
モーツアルトの音楽の中にある音楽の陰影などなど...。
感動続きで不覚にも涙が止まりませんでした。
最後は会場全員が立ち上がり拍手が止まず、夜は更けていきました。

音楽とともに、もう一つ興味深かったのは聴衆のおしゃれなファッションでした。
かなりのお年寄りも女性はロングドレス、エスコートをする男性はタキシード。
何もかもが優雅で素敵でした。こうしてドレスアップをしての華やかな
コンサートはザルツブルグ音楽祭の特徴のようです。

私たちのコンサートにも皆さんドレスアップなさっていらしてみてはいかがでしょう。男性の皆様はしっかりエスコートなさってください。


庄司美知子(ピアノ)

せんくらブログ62011/09/06 10:47

音楽の持つ力。この数カ月ほどその事を深く考えた事はありません。

震災直後は、「手にするべくは楽器ではなくスコップを持って、
被災地にかけつけるべきなのでは?」と私をはじめ多くの演奏家が
悩みました。

音楽は聴いたからといってパンのようにお腹がいっぱいになるわけでは
ありませんし、毛布のように寒さから身を守ってくれるものでもないですよね。

でも人間が生きていくには「人としての精神」がとっても大切なものであって、
現実的・物質的な物事と同時に「精神」も満たされないと人間らしく
生きるのは難しいんじゃないかな、と思います。

そして音楽はそれを支える力にはなるはずです。
音楽を聴いている間、しばし現実を忘れ悲しみや痛みから少し遠ざかる・・・
そんな時間を持つことによって心の余裕が生まれ少しずつ前に進む
エネルギーが生まれる、そんなお手伝いが音楽の持つ力なのではないかな、
と思います。そう信じて【1】【21】の両日は演奏させていただきます。


長谷川陽子(チェロ)