バリトンの草刈伸明です2011/09/18 09:06


この度初めてせんくらに出演させていただきます、
バリトンの草刈伸明と申します。

毎回豪華な演奏者の方々が出演されるこの音楽祭で、
自分が歌うことが出来ると知った時は本当に嬉しかったです。

初出演の今回はソプラノの大内 裕子さんと「世界の歌 名曲巡り
コンサート」というタイトルでさまざまな国の音楽をお届けしたいと
思っております。


まずは自己紹介をしたいと思います。

東京ディズニーランドが開園し、ファミコンが発売された年のこどもの日
に生まれ、高校まで杜の都仙台で育ちました。

小さな頃から歌うことが大好きだったのですが、音楽を本格的に
勉強し始めたのは高校生からで、ピアノのドがどこにあるのを
覚えるところから始めました。

また、合唱が好きでその中で自分なりにつくっていた発声から、
自分の声のみで勝負する独唱の発声へと変えていくのが大変難しく、
一応の形が出来た(自己評価ですが)現在も日々試行錯誤を続けています。



今回のコンサートの冒頭に、声楽を勉強するにあたり、まず誰もが歌う
イタリア歌曲集の中から「陽は既にガンジス川から」を演奏させていただきます。

高校生の時に初めてこの曲を歌った時は、音をなかなかつかむことが
出来なかったことと、言葉に不慣れであったこと、
そして音域が広かったので大変苦労したことを覚えています。

歌う度に初心を思い出させてくれるこの曲を、音楽を始めた仙台で
歌うことが出来るのは感慨深いものです。

最初の曲から全力投球で歌いますので、是非楽しみにして下さい!!



草刈伸明(バリトン)

好きな事【動物】2011/09/18 09:25


私が住むドイツの住民もそうですが、日本の皆さんもペットを
飼っている方が多いですよね。

動物ではありますが、一緒に暮らしてみれば家族の一員。
毎日ペットの姿を見る、触る、話しかける、見つめられる、行動を監視される…
それだけで心が癒されますよね。

私は動物が大好きです。
犬、猫、ウサギのような小動物から馬、熊、ライオンのような大動物、
そしてトカゲやカメ、鳥類や昆虫類など観察していると切りがありません。

ドイツの中学校システムには社会実習の期間があり、学校に通う代わりに
2週間毎日好きな仕事の職場に行って、その職業の仕組みや役目を
自分自身で体験します。

クラスメートは警察や薬局、設計士、銀行など幅広いジャンルの職業に
願書を出しました。
私は獣医師に願書を出し、幸い彼は承諾して下さり、私は2週間だけ
そのアニマル・クリニックの「アシスタント」の一員となりました。

診察机の消毒、診察の立ち合い、レントゲンの撮り方、手術の準備と立ち合い、
請求書の書き方などをして、意義深い毎日を過ごしました。

獣医師は動物との触れ合いが沢山あるのですが、クリニックを訪れる動物は
予防注射を除くと残念ながら皆ほぼ病気です。
長い期間していた治療の効果が上がらず、結局安楽死させるケースも
ほぼ毎日あり、それは10代半ばの私には結構ショックな体験となりました。

その頃、音楽家の他に獣医師を目指すのも良いなと思ってはいましたが、
この2週間の体験を通して正直感じた事は、音楽をしていて死と境遇する事は
毎日ではないであろう、ということでした。

それでも、動物は今でも好きですけどね…

写真は先月訪れたミュンヘンの動物園のサイです。
気難しい顔をしてどうしたんでしょうね。


河村尚子(ピアノ)

せんくらブログ42011/09/18 09:40


9月5日 モンテプルチアーノ

いよいよセミナーが始まります。

学校からさらに少し登ると、「ピアッツァグランデ」=“大きな広場”
という意味の広場があります。本当に急に広くなるような感じです。
(写真【1】)


学校は「パラッツォリッチ」と呼ばれます。“リッチ家のお城”という意味です。
音楽学校に改造したようです。
セミナーの冒頭、学校のツアーをして下さいました。たくさん部屋があり、
それぞれに作曲家の名前がつけられています。


もちろん、フィレンツェに比べたら小さいのですが…。
でも、こじんまりしていて、いい街です。
(写真【2】)



9月6日 モンテプルチアーノ

学校の中庭からの景色。きれいでした。
(写真【3】)

この日は、学校のホールでヤコブとリサイタル。
観光客か、地元の人なのかわかりませんが…
たくさんのお客様が来て下さいました。とてもいいお客様でした!


漆原啓子(ヴァイオリン)