七夕といえば「願い」ごと ― 2011/08/06 13:22

先週末はパンフレットが出来上がったので、まる一日、マスコミさん行脚。
伺うと皆さん「おっ、やるんですね!」というお顔をされる。
その一瞬で、これまでのせんくらの位置づけと、今回の震災の影響が分かる現場の雰囲気。
日々、情報が溢れるこの街だけど、その合間をかいくぐり、皆様に情報をお届け出来る事を願うばかり。
結果的に30箇所ほど回ったのだけど、震災による移転や廃業の事務所も多々あった。
「もぬけの殻」になった事務所を見ると、何とも言えない気持ちになった。
どんな形であれ何とか復活され、また良い誌面を作っていただきたい、そう願う。
しかし、七夕祭りである。
震災後、一番始めに「開催決定」を聞いたイベントがこの「仙台七夕祭り」だった記憶がある。
あまりに早い宣言だっただけに、「やれるのか」と言う思いよりも、関係者の方々の復興への願いを感じたのだった。
仙台人はあまり見る事が無いと言われるこの祭りだけど、それは「いつでも見られる」と言う安心感からのもので、「無くなっていい」と思ってる人は滅多に無いんじゃないかな。
「いつでも、いつまでも大丈夫」は、幻想だと思い知った今回の災害。
今年くらいは願い事を携えて街へ出かけて見るのはどうだろうか。
今年もこうして「無事」開催出来る事。
イベントの主催を生業とするものの一人として、素直にこころからお礼の拍手をしたい。
大きな余震もなく終えられる事を心から願う。
一番町を歩いていたら、カップルに写真を頼まれた。
どうやら東南アジア系のお二人のよう。
雰囲気から察するに、彼女が日本で勉学、或いはビジネスをしていて、彼氏が仙台に遊びに来られているようだった。
お二人にはこの七夕祭りがどう写ったのだろうか。
彼女の綺麗な浴衣姿と共に、この夏の良き思い出になってくれることを願うばかり。
願ってばかりでは実現へ向かわないだろうけど、
「願う」ことは、少なくともまだ諦めてはいない証ともいえるのではないか。
神社などでする私の願い事はいつも決まっていて、もう何年も変わっていない。
「みんなの健康」
これ一つ。
これさえ叶えば、後は何もいらない。
今日はこれを七夕に祈って街を後にしよう。
せんくら事務局 佐藤敏行
伺うと皆さん「おっ、やるんですね!」というお顔をされる。
その一瞬で、これまでのせんくらの位置づけと、今回の震災の影響が分かる現場の雰囲気。
日々、情報が溢れるこの街だけど、その合間をかいくぐり、皆様に情報をお届け出来る事を願うばかり。
結果的に30箇所ほど回ったのだけど、震災による移転や廃業の事務所も多々あった。
「もぬけの殻」になった事務所を見ると、何とも言えない気持ちになった。
どんな形であれ何とか復活され、また良い誌面を作っていただきたい、そう願う。
しかし、七夕祭りである。
震災後、一番始めに「開催決定」を聞いたイベントがこの「仙台七夕祭り」だった記憶がある。
あまりに早い宣言だっただけに、「やれるのか」と言う思いよりも、関係者の方々の復興への願いを感じたのだった。
仙台人はあまり見る事が無いと言われるこの祭りだけど、それは「いつでも見られる」と言う安心感からのもので、「無くなっていい」と思ってる人は滅多に無いんじゃないかな。
「いつでも、いつまでも大丈夫」は、幻想だと思い知った今回の災害。
今年くらいは願い事を携えて街へ出かけて見るのはどうだろうか。
今年もこうして「無事」開催出来る事。
イベントの主催を生業とするものの一人として、素直にこころからお礼の拍手をしたい。
大きな余震もなく終えられる事を心から願う。
一番町を歩いていたら、カップルに写真を頼まれた。
どうやら東南アジア系のお二人のよう。
雰囲気から察するに、彼女が日本で勉学、或いはビジネスをしていて、彼氏が仙台に遊びに来られているようだった。
お二人にはこの七夕祭りがどう写ったのだろうか。
彼女の綺麗な浴衣姿と共に、この夏の良き思い出になってくれることを願うばかり。
願ってばかりでは実現へ向かわないだろうけど、
「願う」ことは、少なくともまだ諦めてはいない証ともいえるのではないか。
神社などでする私の願い事はいつも決まっていて、もう何年も変わっていない。
「みんなの健康」
これ一つ。
これさえ叶えば、後は何もいらない。
今日はこれを七夕に祈って街を後にしよう。
せんくら事務局 佐藤敏行
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