好きな事【絵画】 ― 2011/09/20 09:20
沢山の街を訪れる度に足を頻繁に運ぶのが美術館。
(本来ならば)一瞬にして作ったものが消え去っていく「音」と正反対で、
作ったものが永久に残る「絵」を描く画家たちの作品を見つめるのが好きです。
絵画はどこかレコードやCDなどの録音と似た所があります。
頭や心の中で出来上がったインスピレーション、アイデアやコンセプトを
絵の場合はキャンバス、音の場合はテープに記して、一つの作品として
作者が納得いくまでひたすら練って塗り返す。
そして出来上がったものを初めて公開する。
その練って塗り替えしているプロセスはどのようなものだったのでしょう。
現在では発達した技術の為、特別なレントゲン手法を用いて絵画が
出来上がるまでの段階を観察する事ができます。
例えば17世紀にオランダで活躍した画家ヨハネス・フェルメールの絵画。
「真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)」、「牛乳を注ぐ女」や
「デルフト眺望」で有名な画家です。
現在の研究によると、フェルメールは仕上げたはずの絵の中にかかっていた
絨毯を無くしてのっぺらぼうの壁にしたり、壁に掛けてあった絵を無くした
という事実が分かっているそうです。
一夜寝て、昨日の結果を客観的に見てみると、
どうもまた違うアイデアが浮かぶのでしょうかね。
他に色の配分、光の出し方、人物の自然な動き、写真のように一瞬の
出来事を語る絵画など、鑑賞の楽しみは色々あります。
皆さんは絵画をどのように楽しまれますか?
しかし、問題は空気。
美術館は絵画が沢山展示されていて素晴らしいのですが、館内の温度と
湿度管理の理由で密室になっている為、私はよく呼吸困難になってしまい
1時間から2時間の間で疲れ切ってしまいます。
折角沢山の絵が並んでいるのでもっと長い間観察していたいのに…
とついつい貧乏性が出てしまいます。
河村尚子(ピアノ)
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_ louis vuitton black friday 2013 - 2013/11/30 06:32
Whizzing via the hundreds of years, Foxcroft finds the poet Byron mad, terrible, risky to know and, alas, using a decidedly unromantic propensity to fatten desperately trying to sustain his Byronic image on a diet program of soda h2o and potatoes drenched in vinegar.


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